金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』平澤宏々路 インタビュー

特集インタビュー
2025年07月24日 17時00分

髙橋海人(King & Prince)と中村倫也がW主演を務める金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』が、TBS系にて2025年7月4日(金)よりスタート、毎週金曜 22:00~22:54 放送中。

舞台は謎に包まれた新型ドラッグ【DOPE】が蔓延している近未来の日本――。新人麻薬取締官の才木優人(髙橋海人)は、ある日突然、存在が世間に明かされていない秘匿性の高い部署・麻薬取締部特殊捜査課、通称「特捜課」へ異動となる。そこで出会ったのは第一印象最悪な才木の教育係・陣内鉄平(中村倫也)。考え方が正反対で相性最悪の2人がバディを組むことになり、個性豊かな特捜課のメンバーと共に、DOPEによって巻き起こる不可解な事件の解決に挑んでいく。そんな彼らには他人には言えない“ある秘密”があって・・・。

原作・原案は、「第20回電撃小説大賞」で大賞を受賞して小説家デビューした木崎ちあきが手掛けた同名小説。正反対のバディが出会うことで徐々に影響し合い、変化していく熱き人間ドラマと、本格アクションシーンが織りなす、新時代の麻取アクション・エンターテインメントがこの夏、幕を開ける!

また“特捜課最強”麻薬取締官・綿貫光を演じるのは新木優子。元SAT隊員という経歴を持ち、特捜課の紅一点だ。そのほか、伊藤淳史・三浦誠己・豊田裕大・久間田琳加・小池徹平・真飛聖・忍成修吾・入山法子・佐野和真・蒼戸虹子の出演が決定。

さらに井浦新が本作ではキーパーソンの1人である謎の男・ジウを演じる。変装が得意で神出鬼没なジウは、陣内とも度々接触し、お互い協力関係にある様子がうかがえるが・・・この男は一体何者なのか。

今回、本作で特捜課課長・葛城康介(演:三浦誠己)の娘、莉子を演じる【平澤宏々路】を直撃!薬学部に通う大学生で、父に似て正義感が強いという役どころだ。中村倫也や髙橋海人と共演した感想や、演じていて難しかった部分、使えたら便利だと思った異能力、注目しているキャラクターのほか、ショートドラマ「BUTLER」でロリータファッションを着てみた感想や、この夏やりたいこと、好きな夏アイテムについてもたっぷりと語ってくれたよ☆
Q.7月4日(金)よりドラマの放送がスタートしました。ご家族や周りの方からは、どんな反響がありましたか?

平澤宏々路(以下、平澤):やはり一番は、2022年の「仮面ライダーBLACK SUN」以来の中村倫也さんとの共演なので「すごく成長したね」というお声をたくさんいただきました。今回大学生役で、まさか自分より年上の役をやるとは思っていなくて。友達や家族からも「大人っぽく見える」と言われました。

あとは、何かを抱えている役をやることが多いので「今後事件にどう巻き込まれるか楽しみです」というコメントもいただいて。「巻き込まれることが前提なんだ」と思いましたが(笑)、確かに今回演じた莉子は抱えているものがとても重いです。お芝居の部分でも成長した姿を見てもらえるように、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

Q.作中でいろいろな異能力が登場します。「こんな異能力いいな、使えたら便利だな」と思うものはありますか?

平澤:(髙橋海人さん演じる)才木が使っている未来予知は、すごく便利だろうなと思います。私は先のことを予測できないのが本当に苦手で、不安になってしまって。いろいろ調べたけれど結局答えが出なくてどうしようとなった時に、その場の状況を予知して対策できるというのが個人的には一番ありがたいというか、便利だなと思います。危機回避をできるというのもそうですが、前もって準備できるというのが一番いいのかなと思うので、未来予知が使えたらいいなと思います。

日常生活では、耳がいいとか目がいいとか、鼻が利くというのは辛い時の方が多いんじゃないかと思うんです。それで言うと、自分のタイミングで未来予知ができるほうがいいのかなと思いますね。Q.葛城一家3人でのシーンや、大学の友人とのシーンがありますが、演じていて難しかった部分について教えてください。

平澤:薬物を扱う作品というのが自分の中では重たくて。やはり犯罪に関わることを題材にしているからこそ、責任感とか罪悪感を自分の感覚に落とし込むのにすごく時間がかかりました。日常ではほとんど触れないものだからこそ、全然実感が湧かなくて撮影中もずっと監督と相談していました。

Q.役作りの部分では、何を意識して演じましたか?

平澤:(三浦誠己さん演じる)父親譲りの正義感を持った子というのを常に意識していました。

莉子が薬学部に通っているというのもポイントで。薬学に携わっているからこそ、薬物に関してよく知っていて、違法薬物についても絶対に知っている。その罪の重さも理解をしているのだろうなと、現場に入る前に監督とすり合わせをし、話し合って決めていきました。Q.中村倫也さんや髙橋海人さんと共演されて、いかがでしたか?

平澤:中村さんに関しては、以前ご一緒させていただいた時にも感じたのですが、カリスマ性があるというか、現場の空気を自分のものにしてしまう力がある方なので、同じ場所にいるだけで引っ張られてしまう感覚がすごくあって。羨ましいなと思うと同時に「私もああいう人になりたい」と憧れる部分もあって。またご一緒できて、近くでお芝居を見られてすごく嬉しかったです。

髙橋さんは、初めましてだったのですが、中村さんとすごく相性がいい方だなと思いました。すぐに現場に馴染んで、全員とお話しされていて、その姿を見た時に人懐っこさや、人柄の良さがあるからこそ、信頼がついてくるんだろうなとすごく感じて。お芝居にも温かさや優しさが出ていて、すごく心を動かされました。

Q.作中で、いろいろな人間模様が描かれます。平澤さんが注目しているキャラクターについて教えてください。

平澤:(中村倫也さん演じる)陣内です。「重たいものを抱えているのだろうな」というのが一話から表現されています。中村さんだからこそできる役だと思います。中村さんが持っている独特な空気感や雰囲気が役とマッチしているというか。沼にハマっていくような感覚というか、陣内のことをもっと知りたくなる、陣内について聞きたくなるという感覚が、中村さんだからこそ説得力が出るのだと思います。

あとは、井浦新さん演じるジウが本当に魅力的というか、目を惹きます。良くないことに巻き込まれそうだけれど、この人と関わりたいと思ってしまうような、カリスマ性のあるキャラクターです。陣内さんがどうしてあんなにジウと関わっているのか、そしてこの2人がどうなっていくのか、すごく注目しています。Q.髙橋さんの演じている才木というキャラクターについては、どう思いましたか?

平澤:すごく真面目ですよね。でも真面目な人がこの世界で生きていくのは、すごく辛いだろうなと感じてしまって。ずる賢く生きていたほうが、実は簡単な場合もあると思います。そういう意味では今、真面目にいろんなことに向き合って、真剣に悩んでいる人にとっては、才木のキャラクターが心の支えになったり、一つの指標になったりすると思います。目を離さず最終話までしっかり観ていただけたらと思います。

Q.5話以降のストーリーもすごく気になります。

平澤:私もなるべく、台本を読まずに楽しみたいなと思ってしまうぐらい(笑)。だから、自分が出ていないシーンは深読みせずという感じで(笑)、映像化されるのを楽しみにしています。

Q.5話以降でも、莉子のその後の姿が描かれるのですね。

平澤:そうですね。葛城一家3人でのシーンなどで出てくるのですが、他のシーンはなるべく読まないように(笑)、映像で楽しみたいと思っています。

Q.「運命は変えられるのか、変えられないのか」など、考えさせられるシーンも多いですよね。

平澤:一つ一つの言葉が刺さりますよね。でも、そんな中にも笑えるシーンもありますし、ほっこりするような部分もあると思うので、そこで休息を取っていただいて(笑)、他のところで頑張って集中して、最後まで観ていただけたらと思います。

各キャラクターの能力にちなんだ笑える話だったり、ちょっとしたおふざけみたいな部分もたくさん出てくるし、特捜課での話し合いの間にキャラクター同士の掛け合いでクスッとできる場所があったり。一話でも陣内と才木の掛け合いで、才木はすごく真剣に話しているのに、陣内がのらりくらりとかわしているなど、クスッとしてしまうところもあります(笑)。

ただ、薬物という重たいものを扱っているので、考えさせられる部分は皆さんで考えながら。もし自分がその状況に置かれたら、自分だったらどう行動するだろうとか、もし自分にこういう能力があったら何のために使うだろうとか、そういうことも考えながら楽しんでいただけたらと思います。

加害者側の話を聞くと「こうなる前にできたことがあったんじゃないか」ということが本当に多くて。解決する方法なんてたくさんあったし、もう少し誰かが声をかけていれば、手を差し伸べていればと感じる部分もすごくあるので、ぜひこの作品でそういう部分にも触れていただけたらと思います。Q.Uruさんの主題歌「Never ends」やKing & Princeさんの挿入歌「I Know」も話題になっています。聴いてみていかがでしたか?

平澤:どちらもかっこよくて、作品にすごくピッタリだなと。バックで流れているだけでかっこいいシーンになりますし、キャストの方のお芝居や世界観にもすごく深みが出ます。作品を観て、その後にそれぞれの曲を聴いていただけたら、歌詞がより深く聴こえてくるのではないかと思います。

Q.ご自身が出演された作品の主題歌や挿入歌をカラオケで歌ったり、移動中に聴いたりしていますか?

平澤:撮影中はその作品の曲を聴くことが多いですし、撮影が終わってからも、一緒に作品を作った仲間のような感じがして、心を支えてくれる感覚があり、聴くことが多いです。どの曲も作品の色が出ていますし、作品と一緒に愛されてきたものでもあるので、気持ちを落ち着けたい時に聴いています。Q.昨年ドラマ「高杉さん家のおべんとう」でも平澤さんを取材させていただき、先日小山慶一郎さんのYouTubeチャンネルのショートドラマ「BUTLER」で、小山さんや市川由衣さんと再共演されているのを拝見しました。お2人と再共演されていかがでしたか?

平澤:楽しかったですね(笑)。ドラマの現場であそこまでの関係性ができた小山さんとまたご一緒させていただいて、「高杉さん家のおべんとう」と同じ二宮崇監督だったというのもあり、本当に楽しくて。今までで一番といっても過言ではないぐらいワクワクしながら撮影していました。

Q.ロリータファッションは着てみていかがでしたか?

平澤:もともとロリータ服を着ている方の動画を見るのが好きで、ちょっと非現実的な部分が可愛らしいなと思っていたのですが、まさか撮影で自分が着ることになるとは思わなかったです(笑)。がっつりロリータな服を着たので「似合っているだろうか、ちゃんと着こなせているだろうか」と不安でした。洋服への愛が強い方々や、ファッションを大事にしている方々が見て「違うんだよな」と思われていないか心配だったのですが、動画が公開されてみたら、すごく褒めていただいて、「似合っている」と言ってくださって。新しい道というか、扉を開けてくれたような感じがあって、新しい自分を発見できました。あそこまで濃いメイクをして、ゴリゴリのロリータファッションをしても許されるんだと思って、楽しかったです。

Q.可愛かったです!

平澤:嬉しいです。そうやって言ってもらえることが一番安心します(笑)。

Q.SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子たちが読者です。今日(※取材日)の衣装はどんなイメージで選んだのでしょうか?

平澤:私は黄色が好きなのですが、こういった撮影で着ることはあまりなくて。夏ですし、爽やかな印象と明るい印象をつけたかったので、この色かなと。私はワンピースが好きで、上下で分かれているコーディネートだとバランスを考えなきゃいけないのですが、ワンピースだと一枚で完成するので、今日はワンピースにしてみました。Q.これから暑い季節になっていきます。暑さ対策でやっていることはありますか?

平澤:ひんやりするスプレーを我が家でも導入しまして、玄関に置いています。外出する時は、スースーするような、ひんやりできるような汗拭きシートを持ち歩くようにしています。ただ、それを使っていると暑さに気づかなくて、脱水症状になりやすいらしいので、水をとにかく飲むというのだけは忘れずにしています。夏場は家で経口補水液をストックするようにして、家に帰ったら飲んだり、長めに外出するときにはそれを1本持っていったりしています。

Q.平澤さんがこの夏やりたいことについて教えてください。

平澤:お祭りに行きたいです。暑いのは苦手ですが、高校最後の夏なので、友達や家族とゆったりお祭りを楽しめたらと思います。屋台や花火に行けたらいいなと思います。

Q.好きな夏アイテムについて教えてください。

平澤:いい匂いのする虫よけスプレーがあって、それがすごく好きです。その匂いを嗅ぐと、夏が来たなと感じます。

Q.蚊取り線香の匂いも、夏を感じますよね。

平澤:そうですね。夕暮れ時に蚊取り線香の匂いがすると、夏が来たなとすごく感じます。我が家も玄関前に行くと蚊取り線香の匂いがするので、季節が巡っているんだなと感じますね。

Q.ありがとうございました!

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[プロフィール]
平澤宏々路
2007年9月21日生まれ、東京都出身。
2009年CMにてデビュー。2011年、NHK「風をあつめて」にてドラマデビュー、『吉祥寺の朝日奈くん』にて映画デビューと、当時3歳ながら活躍の幅を広げる。主な出演作に、NHK「江〜姫たちの戦国〜」(2011年)、日本テレビ「悪夢ちゃん」(2012年)、映画『貞子3D2』(2013年)、映画『ミックス。』(2017年)、映画『水上のフライト』(2020年)、スタジオジブリ作品『アーヤと魔女』(2020年)、Prime Video「仮面ライダーBLACK SUN」(2022年)、日本テレビ「コタツがない家」(2023年)、テレビ東京「私の死体を探してください。」(2024年)、日本テレビ「高杉さん家のおべんとう」(2024年)、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2024年)など。
映画『終点のあの子』が2026年公開予定。
Q.7月4日(金)よりドラマの放送がスタートしました。…
Q.葛城一家3人でのシーンや、大学の友人とのシーンが…
Q.中村倫也さんや髙橋海人さんと共演されて、いかが…
Q.髙橋さんの演じている才木というキャラクターにつ…
Q.Uruさんの主題歌「Never ends」やKing & Princeさ…
Q.昨年ドラマ「高杉さん家のおべんとう」でも平澤さ…
Q.これから暑い季節になっていきます。暑さ対策でや…
作品概要
【金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』】
放送情報:TBS系 2025年7月4日(金)スタート、毎週金曜 22:00~22:54
出演:髙橋海人(King & Prince)、中村倫也、新木優子、三浦誠己、豊田裕大、久間田琳加、小池徹平、真飛聖、井浦 新
原作・原案:木崎ちあき「DOPE 麻薬取締部特捜課」シリーズ
脚本:田中眞一
音楽:内澤崇仁
主題歌:Uru「Never ends」
挿入歌:King & Prince「I Know」
プロデューサー:長谷川晴彦、佐藤敦司
演出:鈴木浩介、古林淳太郎、杉原輝昭

公式サイト:金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』
公式X:@dope_tbs
公式Instagram: @DOPE_tbs
公式TikTok: @DOPE_tbs

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#ドラマDOPE

©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

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